棚田オーナー制度7月の活動レポート!
こんにちは。いとしまシェアハウスです。
6月は雨の中の田植え、お疲れ様でした!7月こそは……と思っていましたが、今月も雨。本当であればぼうぼうに生えた草を刈る予定だったのですが、集合してすぐに雨が強くなってきてしまったので、少しだけ雑草を抜き、畦道を歩いて田んぼの見回りをしました。(遠方の方は、オンライン配信にて参加していただきました。ありがとうございました!)
この棚田エリアは土砂災害警戒区域。九州全体で豪雨が続いたときは川の水が一気に増水し、いとしまシェアハウスの住人たちも避難したほど激しい雨が降り続けました。そんな時は、田んぼの水が溢れないように川からの水を止めたり、注意深く水の管理をしなければいけません。
雨が多く大変な時期ではありましたが、苗たちはすくすくと育ってくれています。1ヶ月経つと細かった苗も太くなり、緑の色も随分と濃くなります。特にここの田んぼは無農薬/無肥料で育てているので苗と苗の間を広くとってあります。そうすると土からの栄養をぐんぐんと吸い上げ、深い緑色に育つのです。1ヶ月ぶりに訪れたオーナーさん達も、苗の成長ぶりにみんな驚かれていました。
本来ならもっと雑草が生えていてもおかしくない時期なのですが、今年は梅雨が長く日があまりでなかったこともあり、田んぼはとても綺麗な状態でした。梅雨が明け、日差しが強くなればまた苗も雑草もさらに成長の勢いが増してくると思います。
そして、雑草があまり生えなかったもう一つの理由は、この田んぼに「ジャンボタニシ」が住んでいること。
名前の通りとても大きなタニシで、もとは日本に住んでいなかった外来種でした。今ではあちこちの田んぼで見かけられますが、苗が小さい頃は苗を倒して食べてしまう厄介な存在でもあります。
ただ、苗が育ってくれば話は別。大きく育って固くなった苗をジャンボタニシは食べません。そのかわり、新しく生えてくる若い雑草を食べてくれるありがたい存在に変化していくのです。
こうしていろんな生き物に支えられながら、(ときに食べられながらも)苗は大きく育っていくのです。次回はぜひ、田んぼの周りの生き物たちにも目を向けて見てくださいね。
8月こそ、青空のもと田んぼ体験がしたいですね。どうか晴れますように。
それではまた、糸島でお会いしましょう!